1棟アパートの修繕リフォーム【屋根編】 | 全国の不動産投資・収益物件|株式会社リタ不動産

1棟アパートの修繕リフォーム【屋根編】

2026-08-31

 

1棟アパートのリフォーム関係で予算やボリュームが大きいのが外回りと水回りです。建物の外回りには屋根や外壁、ベランダ防水があります。

なかでも屋根の修繕リフォームは、建物の寿命を延ばし、入居者の快適な生活環境を維持するために非常に重要な作業です。今回は、アパートの屋根リフォームについて、その種類や費用、タイミングや注意点などを詳しく解説していきます。

なぜ屋根のリフォームが必要なのか

屋根リフォームの必要性は、大きく以下の3点に集約できます。

1. 雨漏りの防止:屋根の老朽化は雨漏りの原因となり、室内に水が浸入することで、内装が汚れるだけでなく建物の構造を損ねたり、居住者の健康を害したりする可能性があります。

2. 耐久性の向上:新しい屋根材に交換することで、耐候性や耐久性を高め、建物の寿命を延ばすことができます。

3. 外観の美観向上:屋根は建物の顔とも言える部分です。新しい屋根材に交換することで、建物の外観を美しくすることができます。入居希望者に対するイメージも良くなり、多少家賃を高めに設定しても納得感を持ってもらいやすくなります。

屋根の種類と費用

ここでは屋根材の種類についてポイントを解説します。
屋根の材料といえば、瓦、スレート、金属(トタンやガルバリウム鋼板など)があります。
どれがいいのか、素人にはなかなか分かりにくいところです。

一般的な耐用年数の目安として、瓦はおおよそ30年〜40年、スレートは10年〜20年、金属屋根のなかでも近年主流のガルバリウム鋼板は15年〜30年となっています。※スレートとガルバリウム鋼板は塗り替えと葺き替えがあるため、メンテナンス周期は安定しません。

瓦は耐用年数が長く、コストパフォーマンスとしては安定していますが、重いので耐震性が低く、倒壊しなくても棟や軒先が破損することが多いのです。東日本大震災や2024年の能登半島地震でも、瓦屋根の被害が数多く報告されています。

※写真はイメージです

瓦は全壊しなくても部分的に破損しやすいため、火災保険を使う場合でも、自己負担額や申請の手間が発生します。

スレート屋根はコストは安いのですがメンテナンス周期が短く、結果的に雨漏り被害のリスクが高まる点がデメリットです。また、瓦ほどではないものの重量があるため、耐震性はガルバリウム鋼板にやや劣ります。

ガルバリウム鋼板のコストはスレート屋根と瓦屋根のあいだくらいで、瓦よりは劣化は早くなりますが軽量で耐震性は高く、部分的な破損のリスクはかなり低くなります。

ただし、ガルバリウム鋼板はある程度の勾配が必要など制約もあります。

また、屋根としての見栄えはやはり瓦に勝るものはありません。さほど見栄えを気にしない場合は、コストと性能とリスクのバランスを総合的に考えてガルバリウム鋼板がもっとも安定しています。

※写真はイメージです

屋根リフォームにかかる費用は、以下の要素によって大きく変動します。

1. 屋根の大きさ:屋根の面積が大きくなればなるほど、費用は高くなります。図面などで屋根の面積を確認しましょう。また、屋根には切妻タイプや寄棟タイプなどの形があります。それによっても費用は変わってきます。

2. 屋根材の種類:使用する屋根材の種類によっても費用は異なります。一般に高価になるほど耐久性は長くなりますが、建物に合った種類を選ぶことが重要です。たとえばチタンの屋根は非常に長い寿命を持つといわれますが、費用は瓦の数倍します。公共施設の博物館や神社仏閣に採用されることが多く、アパートには不向きといえます。

3. 工事の難易度:既存の屋根の状態や、施工の難易度によっても費用は変動します。屋根のリフォームには塗装工事と葺き替え工事がありますが、特に葺き替えの場合は、既存屋根の解体・撤去や運搬・処分の費用がかかります。ガルバリウム鋼板などの金属はかさばらない上に軽く、リサイクル可能ですが、瓦は廃棄処分に費用がかさみます。また、雨漏りしていたケースでは下地が傷んでいることがあります。交換が必要な下地は、解体・撤去や運搬・処分をしたうえで、新しい下地となるボードなどの施工が必要になります。現場に大きめのトラックが入れないといった、導線や搬入経路の状態によっては、人力費用分が追加になることもあります。

※業者によって費用は異なります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

【屋根材比較】

  費用 耐久性 耐震性 意匠性
× ×
ガルバリウム鋼板
スレート ×

屋根リフォームのタイミング

※写真はイメージです

屋根リフォームのタイミングについて、ベストな判断をするのは簡単ではありません。なぜなら、葺き替えが必要かどうかは見た目だけでは分からないことが多いからです。

屋根材の塗装工事であれば、色褪せてきたタイミングで行うというひとつの目安がありますが、葺き替えのタイミングは「雨漏りがした」という分かりやすいトラブルが発生しない限り判断が難しいのが実情です。雨漏りがしている場合はどうすればいいかというと、まずは、雨漏りの原因を特定し、業者を呼ぶなど適切な処置を行う必要があります。放置しておくと、建物全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

ただ、室内に雨水が侵入している段階では手遅れです。屋根裏はかなり傷みが進行している可能性がありますし、内装や電気系の設備機器に被害が出る可能性もありますし、入居者の備品などにも被害が及ぶ可能性があります。

リフォーム業者に見てもらう

年数的にたとえば15年経ったとして、見た目にはさほど変化が見られないとします。基本的には屋根関係のリフォーム業者に見てもらって、ある程度の判断はできるでしょう。ただ、業者によっては、見落としによるクレームを避ける意識から、慎重を期して「そろそろ葺き替え時です」という判断に寄りやすい傾向があります。理由をよく確認したうえで、納得できれば依頼しましょう。

大雨や台風のあとの点検

屋根は大雨や台風で被害を受けることが多いので、見た目だけでなく、小屋裏を確認したいところです。最上階に空き部屋がある時は小屋裏へ入り、濡れている個所がないか確かめます。自分では無理であれば信頼できる業者に依頼しましょう。屋根で雨漏りしやすい部分は谷部や棟部です。その部分を重点的に内側(小屋裏)からチェックすることでかなりのリスクが避けられます。

軒先の雨染み

屋根で雨漏りが起きると、重力で水下のほうへ流れる傾向があります。一般的な屋根で言うと軒先へ集まってくるか天井へ落ちることになります。外部から見て分かるのは軒先ですが、軒先部分は木やボードで造られていることが多いので、雨染みができることがあります。これが確認できたら、雨漏りを疑ってリフォーム業者に点検を依頼するタイミングといえます。

他の工事とのタイミング

ここまで述べてきたように屋根のリフォームは老朽化やトラブルがきっかけになりますが、外壁など他の工事とのタイミングも考慮した方が良いケースがあります。それは仮設の足場が必要になるからです。足場の費用は物件によりますが、目安として一般的なアパート1棟に対して30万から50万くらいはかかります(資材・人件費の高騰により変動するため、見積もり時にご確認ください)。屋根と外壁とを同じタイミングで施工することで足場の費用を一回分で済ませることができます。

※写真はイメージです

屋根リフォームの注意点

1. 業者選び:価格だけでなく、施工実績や保証内容も含めて複数の業者で比較検討することが重要です。屋根の種類や施工方法についても複数の業者の説明や意見を聞いたうえで判断し依頼しましょう。

2. 保証期間:屋根材には保証がついているケースがあり、種類やメーカーによって異なります。施工後の保証期間を必ずチェックしておきましょう。

3. 周辺への影響:工事中の騒音や振動、周辺への影響についても確認しておきましょう。告知や近隣挨拶について、施工業者との打ち合わせが必要です。また、工事車両は近隣クレームにつながりやすいので、駐車スペースなども含めよく擦り合わせておく必要があります。

4. 自治体の許可:工事によっては、自治体の許可が必要な場合があります。施工業者に確認しましょう。

まとめ

1棟アパートの屋根リフォームは、建物を長く安全に維持し、入居者に快適な住環境を提供するための土台となる工事です。どのリフォーム方法を選ぶかは、建物の状態や予算、ご自身の希望によって異なります。また屋根のリフォームは屋根材の選定だけでなく、外壁など他工事のタイミングや足場の活用も含めて計画する必要があります。依頼する業者の選び方も関わってきます。専門業者に相談し、最適なリフォームプランを立てていただくことをおすすめします。

 
私たちリタ不動産は、全国の不動産投資・収益物件(投資物件・収益不動産)を取り扱う不動産会社です。社名の『リタ』は「利他の精神」「自利利他」から名付けられたもの。その背景には、自分の利益を最優先するのではなく、お客さまの利益を最優先としたサポートや提案を行うというスタンスがあります。
「お客さまの利益のために努力することが、自らの利益につながる」という考え方ですので、押し売りをはじめとしたこちら都合のアプローチは一切行っていません。
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弊社の目的はお客さまの資産形成をお手伝いすることです。収益物件の売買を通じてお客さまのビジネスパートナーとして「常に誠実である」ことをお約束します。不動産投資は長い目線で取り組まねばならない投資です。棟目の購入・売却から資産入れ替えの再購入まで末永くお付き合いするために、メリットのみならずリスクやデメリットもしっかりと告知します。 物件情報は精査したもののみ発信するほか、節税相談や金融機関のご紹介など、不動産投資を通じた資産形成をトータルサポート。お客さまが安心して不動産投資に取り組めるように尽力いたします。気になること、不安なことがあればいつでもお気軽にご相談ください。
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