アナリストが教える資産形成術! 初心者でも続けやすい4つのポイントを紹介 | 全国の不動産投資・収益物件|株式会社リタ不動産
アナリストが教える資産形成術! 初心者でも続けやすい4つのポイントを紹介
2024-08-29
令和元年に発表した金融庁のレポートを受けて「老後資金として2,000万円用意するのが望ましい」という考え方が広がりました。2024年からは新NISAも始まる中で、資産形成・資産運用の方法を検討する方は増えています。
一方で、これまで投資に触れたことがないと、どのように資産形成を進めればよいか悩む方も少なくありません。そこで今回は、証券アナリスト資格を持つ筆者が初心者でも続けやすい資産形成のポイントについて4つ紹介します。
目次
近年は日本政府も個人が資産形成を進めやすくする制度を複数整備しています。とくに少額からの資産形成でも利用しやすく、効果も期待できるのが「新NISA」と「iDeCo(イデコ)」です。それぞれの特徴をおさえて、賢く活用していきましょう。
新NISAは柔軟に資産運用を進められる
新NISAは、2023年以前に存在したNISAを拡充した制度で、以下のようなルールとなっています。
新NISAで投資すれば、本来投資収益にかかる20.315%の税金が非課税となる制度です。本来は税金として差し引かれる金額が投資家に還元されるため、効率よく資産形成を進められます。
積立投資で利用可能なつみたて投資枠と、積立投資・スポット投資の双方に柔軟に利用できる成長投資枠からなる制度です。双方を利用すれば投資元本で年間360万円、総額1,800万円まで利用できます。
iDeCoは老後の資産形成に有効
老後に向けた資産形成に集中するならiDeCoを活用するのも一案です。iDeCoは確定拠出年金の制度のひとつで、自己資金を拠出して、資金の投資先も自分で選ぶ年金制度となります。原則60歳まで引き出せず、その後運用資産は一時金か年金として受け取れます。
iDeCoは受け取るときに所得税がかかるものの、投資収益に課税されることはありません。また、拠出する金額は毎年所得控除ができるため、所得税の圧縮効果もあります。
iDeCoは証券会社や銀行など特定の金融機関で加入して運用商品を決めます。運用商品のラインナップは金融機関により異なりますが、投資信託や定期預金などから自分で選択可能です。
資産形成を投資で進める場合、長期を見据えて投資するのが大事です。短期で大きく稼ごうとして、失敗する方は少なくありません。投資は基本的に収益性が高ければリスクも高い傾向にあります。短期で稼ごうとすれば、想定外の市場の値動きにより大損するリスクも大きくなるのです。
安定した資産形成を進めるために、長期で着実に増やすことを目標としましょう。一時的に損失が出ても簡単には売却せず、市場回復を待つようにしましょう。耐えられないほどの損失を被らないよう、過度にハイリスクな投資を避けるのもひとつの方法です。
また、安定した収入がある方は、長期で積立投資を継続していくのも有効です。定期的に新規資金を投入していくと、ドル・コスト平均法が働きリターンが安定しやすくなります。長期で継続すれば、さらに損失リスクをおさえて着実に資産を増やせるでしょう。
長期で着実に資産形成を進めるためには、ポートフォリオを構築して分散投資をするのも大切です。数十年単位で投資していれば、どこかのタイミングで相場が悪化するタイミングに直面する可能性が高いと想定されます。
2000年以降でも、ITバブル崩壊やリーマン・ショック、新型コロナのまん延といったタイミングでは、多くの株式市場で数十%株価が下落しました。いつかは下落局面に直面する可能性が高いことを前提に、損失を抑える工夫をしましょう。
そこで、複数の資産や地域に投資先を分散するのが有効な対策のひとつとなります。たとえば地域でいえば、日本・米国、そのほかの先進国や新興国では、それぞれ異なる値動きを示す場合もあります。さまざまな地域の資産に分散投資をするのは、損失リスクを抑えるうえで有効な対策のひとつです。
さらに、資産の分散にも目を向けてみましょう。投資というと株式をイメージしがちですが、よりリスクが低く景気悪化局面に強い傾向のある債券(債券に投資する投資信託でも可)へ資産の一部を分散すれば、景気悪化時の損失を抑えられると期待できます。
そのほかにも、不動産や金・原油などのコモディティにも分散するのもよいでしょう。不動産なら現物での投資も可能なほか、REITやクラウドファンディングなどを通じて投資する方法もあります。また、コモディティは投資信託やETFを通じて投資可能です。
特定地域や資産に資金を集中させすぎないよう心がけて、市場悪化局面に強いポートフォリオを構築しましょう。
投資というと日々市場を見て、売買タイミングや商品を判断して、と手間がかかるイメージを持ってしまいがち。もちろん投資に興味がある方はそれでもよいのですが、仕事などほかの作業に忙しく、投資の意思決定に時間をとられたくない方も多いでしょう。
近年は個人向けの金融商品が増えて、手間をかけずに投資できる方法も増えています。たとえば次に紹介する金融商品・資産なら、ひんぱんに市場をチェックせずとも資産形成が可能です。
投資信託
投資信託は、運用会社が個々の分析や判断のもと多数の銘柄に分散投資してくれる商品です。自分でポートフォリオを調整する手間が省けます。
ひとつの銘柄で、株や債券など複数の資産に分散投資する投資信託を購入すれば、資産間のリバランスも自動で行ってくれます。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、特定の事業や企業への融資を小口化した商品です。運用期間中は融資先から支払われる利息を原資とした分配金が支払われます。
また、満期が到来すれば、貸倒が起きない限り元本同額が返済されるため、価格変動リスクがとても小さいのが特徴です。一度ファンドを購入すれば、投資家は特に値動きや市場をチェックする必要はありません。
ロボアド
ロボアドとは、AIなどの技術を活用して投資家の資産を自動で分散投資してくれる投資サービスです。投資資金は世界中のさまざまな資産に分散され、さらに市場の動きに合わせてリバランスも自動で行います。
損失リスクがないわけではありませんが、分散効果と適切なリバランスにより長期に預けっぱなしにしても着実なリターンが期待できます。
不動産投資
不動産投資は、実は長期で手間なく投資するうえで有効な手段となる場合があります。不動産は株などの金融商品と比べると価格変動がゆるやかな傾向があります。また、毎月安定した賃料収入が期待できるため、長期にわたり着実な資産形成が可能です。
「物件管理が大変なのでは?」と不安になりがちですが、管理会社に入居・退去も含めて管理を一任すれば、投資家の作業は大きく減ります。
さらに、サブリースを活用すれば、大きな修繕が発生するタイミング以外は、毎月家賃が振り込まれるのを確認するだけで済みます。購入時の物件選びや契約手続きには手間がかかりますが、最初だけ対応すればその後は十年単位の長期にわたり安定収益が期待できます。
今回は証券アナリストの視点から、資産形成のポイントをおおきく4つにまとめました。資産形成においては、短期の市場変動で売却をせず、長期的な視点で取り組むのが大切です。
そのためには、新NISAやiDeCoなどの便利な制度も活用して、長期保有をしやすい資産へ投資しましょう。また、仕事などで日々忙しい方は、資産管理に時間をかけずに実践できる方法を取り入れるのも有効です。
最後に紹介したロボアドや不動産投資など、一度始めたあとはひんぱんに相場をチェックする必要のない投資方法を検討してみてください。
資産形成は早いタイミングから実践するほど着実に資産が増えていき、ゆとりのある老後生活を送れる可能性が高くなります。今回の記事を参考に、長期で続けられる資産形成術をみにつけてください。
「お客さまの利益のために努力することが、自らの利益につながる」という考え方ですので、押し売りをはじめとしたこちら都合のアプローチは一切行っていません。
「お客さまの利益のために努力することが、自らの利益につながる」という考え方ですので、押し売りをはじめとしたこちら都合のアプローチは一切行っていません。
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